護摩木に願い事を書く時に、正しい書き方はどうなのか気になりますよね。
・護摩木には「願い事」と「供養」の2種類がある
・1本の護摩木に書く願いごとは1つ
・護摩木には自分の名前と数え年を書く
調べてみると、以上のポイントを押さえればそんなに難しく考えなくて良いという事がわかりました。
詳しく見ていきましょう。
護摩木に「願い事」を書く場合
護摩木に願い事を書く場合は、四字熟語で記載するのが一般的とされています。
「家内安全」「商売繁盛」などはお馴染みですが、その他ってあまり知らないですよね・・・。
あまり難しい言葉で考えずに
「〇〇の病気が治りますように」
「○○に合格しますように」
「夫婦仲良く過ごせますように」
などと、しっかりと心を込めて自分の言葉で願い事を書けば大丈夫です。
もちろん自分の事に限らずに
「〇〇さんの病気が良くなりますように」
などと、家族や友人の事を書いても問題ありません。
護摩木に「供養」を書く場合
護摩木に「供養」を書く場合は、必ず事前に供養護摩木を受け付けているか確認しましょう。
また、宗派によって書き方が違う場合がありますので注意してください。
ご先祖様を供養する場合は「○○家先祖供養」
亡くなった方を供養する場合は「○○(戒名)之供養」
生まれて来なかった子供を供養する場合は「水子供養」
などと書く場合が一般的です。
戒名が分からない場合等は「○○(生前の名前)之供養」
としても良いそうです。
願い事と同じく、形式にこだわらずにしっかりと心を込めて書く事が重要となります。
護摩木に願い事を書く時の実際の書き方
ではどのように願い事を書けばいいかをご紹介しますね。
まず護摩木はどういうものかというと、長さは20-30センチ、幅は2-3センチのわりと細長い棒のような板のようなものです。
ここに油性ペンで願い事を書きます。
書き方としては
願い事→名前→数え年
の順番に記入していきます。
護摩木に書く願い事は一つ
護摩木には一つの願い事しか書いてはいけません。
とは言え、ガッカリしないでください。
「一人一つ」ではなくて
「一本に一つ」です。
3,4つ願い事があるから全て叶えたい!書きたい!という方は
願いの数だけ護摩木を書く事になります。
一人一つしか護摩木が書けないということはありませんので、お寺や神社の方に確認してみてくださいね。
20-30センチで幅もあまりない護摩木ですので、あまりにも長い願い事は書ききることができません。
そうならないように願い事は簡潔に、四文字熟語等で書く方も非常に多いです。
だいたい願い事の種類としては、増益や息災を願うものが多いですね。
幸せになれますように、健康で災害が起こらず過ごせますようにというものです。
私は実際に護摩木に書いたときシンプルな四文字熟語を書きました。
ですが長く書く方もいましたので、自分の自由にかなえたいことを書いてみてくださいね。
数え年の計算方法
数え年と聞くと難しそうですが、満年齢と違い
生まれた時を1として、その後何回正月を迎えたかを数える数え方です。
その年の誕生日を迎えている場合は「満年齢+1歳」
その年の誕生日を迎えていない場合は「満年齢+2歳」
と数えるのが手っ取り早いです。
私が書いたときは書き方があらかじめ書かれていたので、迷うことなく書くことができましたよ!
護摩木に願い事、そもそもどんな意味があるの?
「護摩木」と初めて聞いたけれど意味が分からない!と思いますよね。
私も最初聞いたときは意味が分からず、教えてもらうがまま書いてみましたが帰ってから意味を調べたことがあります。
まず「護摩」というのは「ごま」と読みます。
「物を焼く」という意味があり、焼いたときに出る炎を神仏が食べることで願いが叶うと言われています。
護摩木はその願いを書くものでまさに供物として扱われます。
護摩木を燃やすことで神仏に食べていただくということになるんです。
発祥したのはインドと言われていて、日本では平安時代に伝わったと言われているのですごく歴史が深いですよね。
それを食べた神仏が私たちの願いを叶えてくれる、すごく理にかなった伝統だな~と感じますね。
まとめ
護摩木の願い事の書き方についてご紹介してみました。
必ず四字熟語で書かかなければいけないと勘違いしていましたが、
自分の言葉で書いても大丈夫な事がわかりました。
お寺や神社に護摩木があれば、ぜひ叶えたいことを書いてみてください。
基本的に誰でも参加することができますが、どこのお寺や神社でも行っているものではありません。
書かれた護摩木を燃やす焚き上げは、日にちを決めて行っているところもありません。ホームページ等で案内していたりしますので参拝前にチェックしてみるといいかもしれませんね。
私は今まで知らなかったのですが、去年参拝した神社で祈祷をしていただいたときに教えていただきました。
今までただ参拝していただけだったのですごくもったいないことをしていたな~と今でも思っています。
しかしやり方は教えてもらわないといきなりは分からないですよね。
この記事を参考にもっと気軽に護摩木を書いてみてください。