わさび、お寿司やお刺身には欠かせません。
様々な場面で出てくるわさびですが、子供が「食べてみたい」と興味がある場合
わさびを食べさせても良いのでしょうか。
子供がわさびを食べていいのはいつからか、明確には決められていない
ハチミツなどは、明確に与えてはいけない時期が決まっていますが、
わさびに関しては食べてもいい時期は特に決められていません。
あえて言うのならば、わさびは刺激が強い食べ物ですので
10歳ごろの消化器官が発達しきるまでは与えない方が無難でしょう。
しかし、無理に与える必要は全くないですが、本人が食べたいのならば
小学生未満の未就学児でも食べても問題ないです。
私の話で申し訳ないですが、
親の話では、私は小学生に上がる前からすでにわさび入りのお寿司を食べていたそうです。
私は3人兄弟の1番下なのですが、1番上の兄が小さい頃は食べるものにとても気を遣い
離乳食も手作りで、刺激の強いものやアレルギーの原因となりそうな食材は避けていたそうです。
一方、3人目の私は親曰く「何を食べさせていたのか覚えていない」ほど手を抜かれていたそうです。
お正月などの親戚が集まる時は、私の家ではお寿司を取る事が多かったのですが、
わさび抜きなど今のように洒落たものはなく、自分ですしネタをめくって
わさびをこそぎ落して食べていました。
当然、全部きれいに落とせる訳ないのでわさびごと食べていたのですが
辛いのを我慢して食べていた訳ではなく
「たくさん入っていると辛いけど、わさびは美味しくて好き」と思っていました。
わさびに限らず、小さいうちからいろいろなものを(勝手に)食べていたので
特に好き嫌いもなく、食べられないものがあって困った事はありません。
一方、兄は大事に大事に育てられたので小学生になってもわさびが食べられずに
わさびをバクバク食べる小さい弟に「負けた気がする」と悔しがっていたそうです。
子供がわさびを食べるのを嫌がるなら、無理に食べさせてはいけない
本能的に「辛い=危険物」と人は認識します。
辛いものは食べてはいけない危険な食べ物として、避けるように人間はできているという事です。
もちろん、辛い食べ物全てが危険な訳ではないので、
大人になるにつれて「食べても大丈夫だ」という事がわかり食べられるようになっていきます。
辛くて嫌がっている時に、無理に食べさせようとしてしまうと
嫌な思い出と共に「危険な食べ物である」という認識をさらに植え付けてしまうので
逆効果となってしまいます。
食べるにしろ、食べないにしろ、大人が強制する事はやめた方がよさそうですね。