代替肉の原料は大豆?怖いようでデメリットが少ない次世代のお肉

雑学

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「代替肉」と聞くと、なんだか人工的に作られた偽の肉のようで

本当に食べても大丈夫なのか心配になってしまいますが

実は代替肉と言っても大豆などの原料を使い、味や食感を肉に似せて作った植物ベースの食品もあります。

また、培養肉と呼ばれ人工的につくられた肉も存在します。

詳しく見て行きましょう。

 

代替肉は原料で大きく分けて2種類ある

大豆ミートなどと呼ばれ、実は結構古くからあるタイプです。

「大豆は畑のお肉」とも呼ばれる事から、植物性タンパク質が多く含まれています。

この大豆などの植物性の原料を使い、簡単に言うとすりつぶし、こねて塊にした物をそう呼びます。

 

 

もう一つは、動物細胞から培養された「培養肉」

実際の動物から採取した細胞を、ラボで培養して肉を作り出す方法です。

本物の肉はただのタンパク質の塊ではなく、筋肉の繊維があります。通常、細胞を培養するやり方だとシートのような構造になってしまいます。

こちらはまだ研究段階であり、ミンチ状の肉を作り出す事には成功していますが、ステーキなどのような塊の肉を作り出す事はこれからの課題となっています。

 

代替肉は肉っぽいけど本物の肉の栄養は取れない

代替肉と言っても、実際の肉ではなく大豆などの植物性の原料を使っています。

味や食感は似せてあっても、やはり栄養分までは同じには出来ません。

そのため、代替肉を食べているからと言って、肉を食べている事にはなりません

※代替肉とは別の話になりますが、全く肉を食べないベジタリアンの方々もいらっしゃる事を考えると必ずしも肉を食べないと栄養が不足してしまうという事も無さそうです。

しかし、「疲れた時はとにかく肉を食べるべし」という意見もある事を考えると

やっぱり全ての肉を代替肉にするのは避けた方が良さそうですね。

代替肉は「代替」だけど、本物の肉より値段が高い?

この情報を聞いた時はびっくりしました。

「代替肉って、肉が用意できないから代わりに安く済ませるためにあるんじゃないの?」

そう思って調べてみると、「代替肉=値段が高い」とは言えない事が分かりました。

比較するのは、日本で一番手に入りやすいと思われる「ゼロミート」です。

近所のローソンで買えます。

↓↓参考 公式ページ↓↓

【公式】大塚食品ZEROMEAT(ゼロミート)公式通販サイト

こちらは大豆を主な原料とした、「本物そっくり」と言われるハンバーグです。

公式サイトによると、140gで298円(税込322円)です。

さて、これって高いのでしょうか、安いのでしょうか。

条件を同じにするために、

・ハンバーグ

・140g

・パック入り

で調べてみました。

 

早速ヒットしたのが こちら

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140gで292円(税込)です。これならば「代替肉の方が高い」と言えそうですが・・・。

 

続いてはこちら

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鉄板焼き 粗挽きハンバーグ 140g おかず おつまみ
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140gでなんと!198円です!本物のお肉なのに激安ですね。

「代替肉の方が高い」というのは本当なのでしょうか。

 

続いて・・・

 

出ました!140g12個入で7000円(税込)

1個あたり約583円です。

 

ここで私はある事に気が付きました。

「結局、本物のお肉だって安いの、高いの、ピンからキリまであるんだから、

単純に本物の肉と代替肉と比べて、どちらが高いって言えなくないか?」

 

 

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それを裏付けるかのように、元祖代替肉と言っても過言ではない

通称「畑のお肉

要は乾燥した大豆ですが、これと同じようなものは私が子供の頃

(10~20年前?)から存在します。

うちの母が「安い、安い」と言ってしょっちゅう買って来ていた記憶があります。

150gで480円と、値段だけ見ると高そうですが、

水を吸って膨らむので普通のお肉の半額?くらいと母が言っていた気がします。

と、いう事でデメリットとして挙げた

値段が本物の肉より高い

というのは、「物による」という結果になりました。

 

代替肉は環境に良い。は本当か?

代替肉は環境に良いという情報もありました。

そもそも代替肉が世界的にブームになってきた背景として環境問題があります。

温暖化の原因となるメタンガスは牛のゲップやおならに含まれていて

その量がバカにならないという話です。

しかし、「畜産は環境に負荷を与える」というデータはあるものの

代替肉は環境にやさしいという裏付けのデータは実は殆ど無いそうです。

 

代替肉は動物を殺さないので精神的に良い?

近年は「動物福祉」「家畜福祉」などの言葉を耳にする機会も増えてきました。

これは動物も人間と同じく地球上に生きる命として生きる権利を認めよう。という考え方です。

動物を人間の都合で食肉として食べるのはやめよう。という所に行きつくのですが、

あまり現実的ではなく

「せめて動物が生きている間は動物らしく生きる事ができるように、

食肉にする際はなるべく苦しまずに済むように」

という考え方として知られています。

 

代替肉が増えれば、食肉として処理される動物も減るので

動物愛護の面からみれば良い事だと言えそうです。

 

まとめ

この記事では「代替肉」をひとまとめにしてしまいましたが、たくさんの種類があります。

 

本物のお肉にも、豚肉や鶏肉、ジビエまで様々な種類がある事から

一概に「肉」VS「代替肉」

という構図は取りにくいのが現状と言えます。

「代替肉?」なんじゃそりゃ?と思って調べ始めてみましたが、

アメリカでは代替肉メーカーの上場などもあり

今後は世界的に見ても、代替肉の需要が伸びていくと思われます。

 

しかし日本では、そもそも肉の摂取量がアメリカをはじめとする欧米よりも少なく、

また「ベジタリアン」や「ヴィーガン」などは一般的ではなく、あえて代替肉を選ぶという人は少ないでしょう。

今後の日本での代替肉市場では「肉を食べない代わり」としての代替肉よりは、植物性タンパク質が摂れるなどの「代替肉を選ぶメリット」を提示する必要があるでしょう。

 

そうなれば、

10年後には、スーパーでお肉を買う時に

豚肉を選ぶか、牛肉を選ぶか、代替肉を選ぶか、と

当たり前に選択肢に入ってくる時代が来るかもしれません。

 

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