ビーチサンダル、履き慣れていないと足の親指と人差し指の間が擦れて痛くなってしまいます。
対策としては「ビーチサンダルを履かない」しかありませんが、少しでもマシにする方法として
・ワセリンを塗る
・鼻緒の部分に絆創膏を巻いておく
・鼻緒にティッシュを巻く
・迷ったら小さめを買う
という方法が挙げられます。詳しく見ていきましょう。
ビーチサンダルで足が痛くなってしまってからの対策
ビーチサンダルには鼻緒(トングと言う事もあります)がありますが、
トングと指の股の部分がずれてこすれることで、痛くなってしまいます。
痛いまま無理して歩いていると、靴擦れと同じように、水膨れになったり、皮がむけてしまったりします。
こうなると、もう何をやってもムダ。怪我と同じ状態ですのでいくら対策をしても痛いのが無くなる事はありません。
こうなる前、「なんかちょっと違和感」の段階で何らかの対策をしておけば防ぐ事はできますが、靴擦れと同じ状態になってしまってからでも対策はできます。
また、痛くなってしまってからの対策と、痛くならないようにする対策は共通する内容も多いです。
・ワセリンを塗る
一番効果が高いのは「ワセリン」です。
ワセリンは肌の保湿用として薬局やドラッグストアで売っていますが、
スポーツでは「肌をコーティングして擦れによる痛みを軽減するもの」として使用されます。
マラソン選手は靴擦れ防止やに足に塗ったり、擦れやすい脇、股にも使っています。
また、ワセリンは火傷や切り傷に使われるものですので、傷口に塗ってしまって問題ありません。
ワセリンが手に入らなかった場合はハンドクリームやリップクリームでも代用できます。
・擦れる部分に絆創膏を巻いておく
擦れる部分・・・「足の指の間」ではありません。
そんな所に絆創膏を貼っても、すぐに剥がれてしまいますからね。
巻くのは鼻緒(トング)の部分です。
絆創膏には薄いですがガーゼが付いており、多少クッション性が上がります。
また、絆創膏の表面は滑りやすくなっており、皮膚との摩擦を減らしてくれます。
・ティッシュを巻く
少し水で濡らしたティッシュを強めに鼻緒に巻きつけるだけです。
濡れたティッシュが、足の形に沿うように変形してくれる事もあり、うまく使えばクッション性やフィット感を高める事ができます。
ティッシュは常に持っている事が多いですからね。
ビーチサンダルで靴擦れの対策は、買う時から始まっている
「結局、買って歩いてみないとわからない」と思ってしまいがちですが、買う時になるべく痛みがでないものを選ぶ事はできます。
・迷ったら小さめを買う
ビーチサンダルを履いて歩く場合、単純に指の間がトングに押し付けられているだけでは痛くなりにくいです。
押し付けられながらずれて動く事が、皮膚へのダメージに繋がります。
ビーチサンダルのサイズが大きすぎると、ストラップと足の甲の間に隙間ができて、歩行中に指の間とトングが上下に擦れて痛くなります。
指の間が当たるトングの部分が柔らかい素材でできているビーチサンダルを選ぶと痛くなりにくいです。
安いものはトングの表面がなめらかではなく、ざらついているものや製造上のバリがあるものがありますので注意が必要です。
痛くない歩き方をする事で
そもそもビーチサンダルはソールが薄く、普通の町で歩くようには作られていません。
そのため、普通の靴で歩くように歩いてしまうとどうしてもトングが指の間に押し付けられてしまい、痛くなりやすいです。
かかとを擦って歩く歩き方はNG
かかとを擦って歩く歩き方をしている場合、ビーチサンダルでは致命的です。
かかとを地面に擦るという事は、
・足は前に出ようとしている。
・ビーチサンダルは地面との摩擦で止まろうとしている
という事になります。
これではトングが指の間にグリグリ押し付けられてしまいます。
歩く時のコツとしては
トングが指の間に当たらないように、少し隙間を作るのがポイントです。
トングを足の親指と人差し指で挟むようなイメージで歩くとうまくいきます。
ビーチサンダルは履き慣れれば痛くない
履き慣れるという事は2通りの意味があります。
一つは、多少足の指の間の皮が分厚くなるという事
もう一つは、ビーチサンダルに適した歩き方ができるようになるという事です。
私の友人は常に(冬も!)ビーチサンダルで過ごしていますが、「痛い」なんて言う事はありません。
ビーチサンダルの開放感はとても気持ちが良いものです。
痛くならないように予防をしっかりして気持ちよくビーチサンダルを履いてくださいね。