テレビを購入したらNHKに届け出義務?受信料問題に新たな波紋

雑学

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以前から度々、日本放送協会(NHK)の受信料の問題が議論の的となっていますよね。

NHKの番組を「見る」「見ない」に関わらず、

テレビやワンセグチューナーなどの受信機がある場合は受信料を支払わなければならない

という事なのですが

NHKの主張について、正直あまり納得できていないという人もいるかと思います。

この問題についてまたしても波紋を呼びそうな報道がなされました。

2020年10月16日、「公共放送の在り方に関する検討分科会」が開催されました。

この会議においてNHKは国民が受信設備つまりテレビ等を設置した場合、NHKにその旨を届け出ることを義務付ける法律の制定を総務省に要望しました。

もし、これが実現したら今後の生活にどのような影響があるのか気にされている方も多いと思います。

そこで今回は、NHKの要望が通るとどんなことが予測されるのかについてまとめてみました。

 

国民の不公平感をなくす? NHKが要望をした理由

そもそも、なぜNHKはこのような要望を言い出したのでしょうか?

それは、NHK受信料の徴収をより増やすためです。

全国での受信料納付率は2019年度末時点において81.8%に留まっています。

NHKには「受信料を支払っていない人にも契約を促し、きちんと納付を行っている国民との間の不公平感をなくしたい」という考えがあります。

この不公平感を是正する目的で、今回の要望が出されました。

この要望では新規にテレビ等を購入する場合に届け出ることに加えて、未契約世帯については「既に受信設備を所有している」と推定して扱うことになります。

そのため、実際にテレビ等を持っていないのであれば未設置であるという申告を行わなければならないことになります。

これについてNHKは「未設置の世帯に、契約を繰り返し求めてしまってクレームにつながることを防ぐ効果がある」としています。

 

 

テレビ等がなくても契約するように圧力が⁉ 未契約者の個人情報を照会できるようになる!?

この会議では、受信設備の設置時に届け出を求める以外にも、もう1点の要望が出されました。

それは未契約者の氏名や住所等の個人情報についてNHK側で照会できるようにするというものです。

今までは、受信契約を求める書類は宛名なしでポスティングされていました。

しかし、この改正により未契約者の個人情報を照会することができるようになると、個人名を名指しして投函されるようになります。

この未契約者情報の照会は受信設備設置の有無は関係なく行われ、テレビ等を持っていない世帯であっても個人名の宛名が記載された封書が投函されるようになります。

NHK側は宛名ありの封書の郵送を行うことで、受信契約を促し料金の徴収を行いたいと考えています。

テレビ等を設置していない世帯は、この時点で未設置である旨の届け出を行わなければ、未払いを理由にNHKから訴訟を起こされてしまう可能性があります。

 

テレビを購入した事がNHKにばれる訳ではない

ここで大きな勘違いを訂正しておきます。

引っ越したり、家を建てたりした場合に、

何故かタイミング良くNHKの集金人がやって来るのですが、

テレビを購入した事が何らかのルートでNHKにばれて集金人が来る訳ではないという事です。

基本的にNHKの集金はNHKの職員ではなく、契約したアルバイトが行う事が多いようです。

契約をとって来る事が仕事ですので、自分の担当地区の状況は大体把握しています。

家を建てたのなら、新しく住人が住み始める事は明確ですが、

賃貸の場合は電気メーターを見れば、入居した事がすぐわかります。

よく考えれば当たり前ですが、集金人はあたかも

「あなたの情報は知っていますよ。」という風を装って来ます。

その方がスムーズに受信料を支払ってくれる場合が多いからですね。

 

まとめ

NHKの受信料を支払っていない世帯であっても番組を視聴することが可能な現状では、支払っている人が損をしているというのも一理あります。

一昔前であれば、災害情報などで欠かせないということもあり受信料を支払うことが正しいという意見を持つ人もいたはずです。

しかし、NHKの番組に頼らなくても自分の欲しい情報を手に入れることが行いやすくなった現在では、受信料を支払うことに金額に見合うだけの価値があるのかは疑問です。

それを法改正をして契約を強制するようなNHKの動きにはSNSでも批判が集まっています。

受信料の徴収率を高めたいのであれば、法改正で国民に契約を強要するという反感を買うようなやり方はふさわしくないでしょう。

NHKは未払い世帯では番組を視聴できないようにするか、有料コンテンツとして国民を魅了することが出来るような番組作りを行っていくべきでしょう。

NHKに都合のいいように国民を従わせるのではなく、時代に合った放送の在り方を見直してほしいですね。

最後に・・・

 

個人的には「誰彼構わず受信料を支払わせる」というNHKのやり方は好きではありません。

しかし、NHKに相当お世話になっている事も確かです

私には小さい子供がいるので、主にNHKの子供向け番組を視聴しています。

アニメなんかは民放に引けを取らないクオリティだと思っているのですが、

親として何よりもありがたい事が「CMが入らない」という事です。

アニメの途中で人形のCMが入ろうものなら「今度これ買って!!」と来ます。

戦隊ヒーローものなど見ようものなら、もはやその番組自体がおもちゃのCMのようですね。

「これ買って!」「これ欲しい!」と言われる心配なく、安心して見せられるのがNHKの良いところです。

 

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