重い布団を干そうと思うとかなりの重労働で大変。
また、梅雨時にはなかなか布団が干せなくて困りますよね。
そんな時に活躍するのが布団乾燥機です。
その布団乾燥機は字のごとく、布団を乾燥してくれる機械ですが、
何の目的で乾燥するかは人それぞれ異なると思います。
そこで、目的別におすすめの使用頻度を紹介します。
「湿気を取る」目的の場合、週に1回。
「ダニ退治」の目的の場合、1日2回を3日連続。
「ダニ抑制」の目的の場合、夏なら週に1回、冬なら月に1回。
また、「湿気を取りつつ布団を温める」目的の場合、冬なら毎日。
おすすめの使用頻度を知って、効果的に布団乾燥機を使いましょう。
効果的なやり方を伝授!布団乾燥機でダニ退治をする時のポイントは?
ここでは、
「ダニ退治」や
「ダニ抑制」を目的に
布団乾燥機を使う場合のポイントをくわしくご紹介します。
その前に、そもそも、ダニとはどういうものでしょうか。
ダニは小さすぎて姿は見えませんが、
家の中のあらゆる所にいる生き物です。
特に、布団やシーツ、まくらなどにはたくさん存在しています。
なぜなら、寝具類はダニにとって格好の食事場所だからです。
ダニにとっての食事(エサ)とは、人のフケやアカ。
寝具類は毎日使うものなので、それらのエサがたくさん付いているんです。
また、人は眠っている間に大量の汗をかくので、
寝具の湿度は高くなっています。
ダニは湿度が60~80パーセント以上になると発生しやすいと
言われていて、寝具は湿度の面からみても住みやすい環境なんです。
考えただけでぞっとしてしまいますよね。
経験したことがある人は容易に想像できると思いますが、
ダニに刺されるとかゆくて仕方がありません。
寝られない程かゆいです。
また、ただ単にかゆいだけでなく、ダニアレルギーや喘息という、
深刻な健康被害を引きおこすこともあります。
ですので、寝具のダニはきちんと退治しておかなければなりませんし、
抑制するための対策も大切なのです。
その、寝具のダニ退治やダニ抑制に、布団乾燥機はとても有効です。
布団乾燥機のやり方ですが、最近の布団乾燥機には
ダニ対策のための自動モードが付いているものが多いので、
基本的にはそれに合わせて運転すれば大丈夫です。
ただ、自動モードがなく、手動でしなければならない場合もあります。
その場合は、布団片面ずつ60分を、50℃以上の設定温度で行いましょう。
これには理由があります。
ダニは50℃で死滅します。
設定温度が50℃以下だと意味がないので、必ず
50℃以上に設定しましょう。
また、布団を布団乾燥機にかけると、その温度のせいで
ダニは一斉に反対側に逃げていきます。
ですので、片面が終わったらなるべく早く、
もう片面も布団乾燥機をかけましょう。
そして、自動モード、手動モードのどちらの場合もですが、
布団乾燥機を使い終わったら、必ず掃除機や布団専用クリーナーで
ダニの死がいを掃除してくださいね。
布団乾燥機で死滅したダニの死がいは、掃除しないことには
そのまま放置されることになります。
冒頭でもお伝えしましたが、
ダニを退治する場合、布団乾燥機は1日2回を3日連続で
やると効果的です。
これ位念入りにすると安心です。
ダニ退治をしたあとは、ダニを発生しにくくするため、
夏なら週に1回、冬なら月に1回やれば効果的ですよ。
この、季節によって異なる使用頻度については、
次で詳しく説明します。
季節によって異なる!?布団乾燥機の使い方や使用頻度とは?
日本には四季があるため、季節によって
気温や湿度は大きく変化します。
ですので、特に夏と冬では、布団乾燥機の使い方や
使用頻度を変えた方がより効果的です。
まずは夏から。
夏は、気温は高く、湿度も高いです。
そして、梅雨の時期もあります。
基本的には「湿気を取る」目的、また「ダニ抑制」の目的の場合、
使用頻度は週に1回でいいですが、
梅雨の時期には週に2~3回する方が安心です。
夏に気をつけたいのが、布団乾燥機をする時間帯です。
夏は、布団やマットレスが汗を吸って湿度が高くなっています。
ですので、カビ対策のためにも朝起きてすぐ
布団乾燥機をかけるのがおすすめです。
なお、朝かけておくと、夜眠る前に布団に入った時に、
布団が温かくて寝心地が悪い、ということもありませんよ。
対して、冬の場合です。
冬は、気温は低く、湿度も低いです。
「湿気を取る」目的の場合、週に1回で充分でしょう。
「ダニ抑制」の目的の場合は、月に1回でいいですよ。
布団乾燥機をする時間帯は、夜眠る前に布団に入った時に温かいと
気持ちいいので、就寝前がおすすめです。
毎日温かい布団で眠りたい、という
「湿気を取りつつ布団を温める」目的の人は、
毎日かけてもいいですね。
布団乾燥機で毎日を快適に!
布団乾燥機は、必須の家電ではありませんが、
あると必ず役に立ってくれる賢い家電です。
効果的な使い方や使用頻度を知って、より快適な生活を手に入れましょう。