枝豆にふわふわとした白いカビが・・・。
カビている部分だけ除けば食べても良いのでしょうか。
調べてみたところ、やはりカビが生えている場合は、見えなくても周りに広がっている可能性が高いので食べない方が良いという結論に至りました。
詳しく見ていきましょう。
カビが生えた枝豆は、カビが少なく見えても食べちゃダメ!
カビ単体だけで見ると、食べてしまっても胃の中で他の食品と同じように消化されてしまうため、無害であると言えます。
しかし、カビには毒素を発生させる種類があり、
その毒素が身体に悪影響を及ぼすため食べてはダメなんです。
ではカビが生えた部分だけ取り除けば食べられるのでしょうか。
答えはノーです。
カビというものは食品に根を生やし、周囲に胞子を飛ばします。
特に柔らかい枝豆は、表面のカビは少なく見えても深く根を張っている可能性があります。
また、胞子は思った以上に広がります。
カビが生えていた枝豆と一緒に保管してあった枝豆は勿体ないと思っても捨ててしまった方が良いです。
カビが生える枝豆は悪くなっている
カビは気温や湿度が高いところで増殖しやすい性質を持っています。
「カビが生えている」という事は枝豆にとって劣悪な環境だった事も考えられます。
そのため、カビが生えているという事は枝豆の品質も悪くなっている事が考えられます。(要は腐っている可能性が高い)
これもカビが生えている枝豆は食べない方が良い理由です。
枝豆に生えるカビはどんなカビ?
カビの胞子はとても小さく、ある程度成長した状態にならないと気が付きません。
気がついた頃にはもう遅く、増殖して集合した状態で周りの枝豆にも胞子が飛び散ってしまっています。
カビ自体は70℃以上の高温で死滅しますが、カビの作り出す毒素は100℃以上でも完全に分解される事はなく、熱を通して調理しても効果はありません。
一口にカビと言っても70,000種類もあると言われ、素人では見た目で判別する事は不可能です。
枝豆に生える主なカビを紹介します。
白カビ
表面の白いフワフワした綿状のカビです。
白カビにも種類があり、白カビを利用して発酵させる食品(チーズ等)もあるため、全ての白カビが危険とは言えません。
毒性が無い種類もありますが、体に害がある危険な白カビもあります。
黒カビ
青カビ
黒カビと同じく、空気中に多く浮遊しているため、発生しやすいカビです。
ブルーチーズにも使われるように、毒性はありませんが
他のカビも同時に生えている事もあるので注意が必要です。
枝豆をカビさせずに食べられるのはどのくらい?
豆は元々植物の種子なので長持ちすると思われがちですが、それは熟して乾燥した状態での話です。
若いうちに採る枝豆は生での保存には適さず、茹でた後も決して長持ちはしません。
冷蔵庫で2日程度と考えましょう
生のままの枝豆は、急速に味が落ちていくため、保存をするなら茹でた後に冷凍がベストです。
冷凍保存でだいたい1か月程度は日持ちします。
外側のサヤが茶色く変色していても、中身ななんともない事も多いので、中を確認して問題なければ食べて大丈夫です。
豆が茶色や黒く変色してしまっていたら諦めましょう。
まとめ
白くてふわふわした綿状のカビであれば、取り除いて食べてしまう人が多い枝豆ですが、
白いカビの中にも毒性が強いものもあり、危険です。
カビが生えてしまった枝豆はもったいなくてもまるごと捨ててしまうのが良いです。